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 ART11号では今回、領土問題でゆれる北アイルランドはベルファストを拠点に活動するアイルランド人パフォーマンス・アーティストのSinead O’Donnellを招待する。彼女は1998年よりアクション、インスタレーション、サイトスペシフィック、ボディ、タイムベースのアートをつくってきた。彼女の作品は領土(territory)との直接対話や交渉を通してのアイデンティティのあり方を探っている。 ART11号がそうであるように、Sineadは世界中で遊牧的(Nomadic)に活動してきた。彼女は移動を通して文化的な理解を広め、芸術的感性を磨いている。彼女の活動はthe Arts Council of Northern Ireland、Socrates Erasmus、the Arts & Humanities Research Council、the British Councilの支援によりアジア、カナダ、ヨーロッパ、東ヨーロッパ、中近東で紹介されてきた。Sineadは地元のベルファストのアートシーンで、パフォーマンスアートを発展させ、アーティストを育成するためにキュレーターやオーガナイザーとしても積極的に活動を行っている。ART11号では今回のレジデンス・プロジェクトをきっかけに、近い将来日本とアイルランドや北アイルランドの国際交流を展開させられることを願っている。

レジデンス作家 : Sinead O’Donnell
レジデンス期間 : 2010年3月24日〜4月22日
レジデンス会場 : 東京 / 神奈川, 日本
助成 : The Art Council of Northern Ireland

Sinead

Sinead O'Donnell
"Violent"
Plymouth Art Centre, Redape Productions
(c) Sinead O'Donnell 2010


パフォーマンス : "Motherland Lost in Translation"
パフォーマンス : Sinead O’Donnell+Shiro Masuyama
日時 : 2010年4月10日
開場 : 18:00
開演 : 19:30
入場料: 1,000Yen (軽食付き)
会場 : blanClass
〒232-0006 横浜市南区南太田4-12-16
>http://blanclass.com/
ライブ放送 : http://ustre.am/bRtn

 コラボレーション作品は我々の普段のカップルとしての生活からヒントを得て生み出されたものである。我々はヨーロッパとアジアでそれぞれ生活し、半分のコミュニケーションはインターネットのSkypeに依存している。そしてパフォーマンスはサイバー社会における双方向コミュニケーションから生まれたのである。それぞれが普段やっている作品を対照する手法を選び、それらを掛け合わせた。増山のアクション・ドローイングはSineadでのアクション・パフォーマンスを撮影したリアルタイムでのビデオ映像と一致する。コミュニケーションが我々のパフォーマンスを生み出す方法論になる一方で、即興のパフォーマンスがライブアクションのコンテクストとなりテクノロジーが素材として機能する。
 我々はアート業界の違うネットワークの中でそれぞれ個々に活動しているが、ともに遊牧的生活(Nomad)を送っているという共通点を発見した。遊牧的生活(Nomad)は我々の文化に対する理解を広げ、時間や空間の変化に適応する想像力を育む芸術的感性に影響を与えるのである。
 "ロスト・イン・トランスレーション" は言語や文化の差異ばかりでなく共通点からももたらされるのである。継続的な創造活動を通してお互いを理解しコミュニケーションする方法を発展させているように、我々のコミュニケーションによる誤解の大半が翻訳を通しての勘違いなのだ。

Performance

Sinead O'Donnell+Shiro Masuyama
"Motherland Lost in Translation"
Eruptio 09, トランシルベニア, ルーマニア
ETNA Foundation Productions
(c) Sinead O'Donnell+Shiro Masuyama 2009
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